私の作品には、紐を編んで作り上げる物が多い。
縫物が全くできない!というのも理由に挙げられるが、
単純に、1本の紐が複雑に編みこまれていき、出来上がるまでの工程や
完成した時の形に感動のようなものを感じるから。
私が編みものを覚えたのは、いつだっただろう?
先日ウエスタンハットを編んでいて、ふと、そんなことを思った。
誰かに教わったという覚えもない(覚えてないのかも)のだけれど、
高校生の頃には一生懸命セーターを編んでいた記憶がある。
もっともっと記憶を遡ってみると、幼少期に大きな病気をしていて大学病院に
入院していた。まだ小さいこどもだったが、大人ばかりの病室で、いつも一人で
何か手作業をしていた気がする。
折り紙、ぬりえ、ねんど・・・。
おかしな話だが、入院中にあらゆる医療チューブを身体に取り付けられていて、
暇つぶしのつもりか、そのチューブというチューブを束ねて複雑に指で編み込んでは、
機械をピーピー鳴らし、ナースに怒られていたっけ。
そうか、私の編みものの原点はそこか!?(笑)
入院という辛い時間を何度も何度も繰り返してきたが、大人になった今、そういう時間も、私の人生に何らかの形でプラスになっていることもあるんだ、と気づいた今日この頃。
そして今日も、愛する我が仔のそばで編み続けられるのは、
みなさまのおかげです。
ありがとうございます。
CC’s mamaでした。
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